加齢による下垂って防げるの? |「美女力アップ」塾

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加齢による下垂って防げるの?

美バスト・豊胸

加齢による下垂って防げるの?

今回は豊胸術の話ではなく、胸そのものについて“加齢”をキーワードにお話をしたいと思います。特に胸に関する加齢と言えば「下垂」を一番にイメージされる方が多いと思います。

■下垂の原因とは?

なぜ胸は下垂するのでしょうか。まずはその理由からご紹介します。理由は様々ですが、大きく3つのことが言えると思います。
①乳腺組織が委縮し脂肪の割合が増える
更年期に入ると血中のエストロゲンと言うホルモンが減少し、乳腺の萎縮が始まると言われています。脂肪は柔らかい組織の為、張りのある乳腺組織の支えがなくなると萎んで垂れたような印象に見えやすくなります。
②クーパー靭帯の損傷
胸は乳腺実質と間質結合組織と脂肪組織で構成されています。クーパー靭帯は皮膚と胸筋筋膜の間に無数に伸びていて、乳腺実質、間質結合組織、脂肪組織を支え、胸の形を保持している結合組織です。クーパー靭帯は限界を超えて負荷をかけられると部分損傷を起こします。一度損傷した靭帯は瘢痕組織に置き代わり伸縮性や強度が低下します。つまり、日々の生活で徐々にダメージを受けたクーパー靭帯は、胸を支える力が衰えてきてしまいます。
③加齢による皮膚の伸縮性の低下
皮膚は表皮、真皮、皮下組織から構成されています。加齢により真皮層の線維芽細胞、コラーゲンやエラスチンが減少することで、皮膚の伸縮性が低下すると言われています。皮膚の伸縮性が低下すると肌がハリのない印象になります。

■下垂は防げるのか?

さて、本題の「下垂は防げるのか?」への解答ですが、残念ながら答えは”不可“です。加齢現象なので完全に防ぐことはできません。ただし、日々の生活で軽減できる方法は様々ありますので、その一例をご紹介し ます。
①サイズのあったブラジャーを着用する
適切なブラジャーを着用することで、下着で胸の重みを支え、クーパー靭帯損傷を軽減し、脂肪を適切な位置に保つことができます。
②猫背を止める
猫背は、巻き肩といって肩甲骨が外側に開いてしまい背中が丸くなる状態になります。そうすると、背中の筋肉が筋疲労を起こし血流が悪くなります。また胸やお腹が内側に硬く縮むことで呼吸も浅くなり体に取り込める酸素量が少なくなります。細胞にとって、酸素とそれを運ぶ血流が悪い状態は一番悪条件と言えますので、胸だけでなく肌やその他の臓器にとっても避けたいものです。
その他、適度な運動やバランスのとれた食事で健康的な生活をすることも、加齢の影響を軽減することに役立つと思います。

さて、いかがでしたでしょうか。今回は加齢現象のひとつである“下垂”についてご説明しました。因みに、原因の部分でホルモン減少の話題も少しお話しましたが、サプリメントで特定の成分を多量に摂取すれば解決できるものではありませんので、ご注意ください。健康にも美容にも、何事もバランスが大切です。

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記事監修:海野早織医師プロフィール詳細
海野早織医師

専門分野
乳房再建、形成外科一般

専門医
日本形成外科学会認定 形成外科専門医

所属学会
日本形成外科学会日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会日本皮膚科学会日本創傷外科学会日本血管腫血管奇形学会

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