しこりができたりしないの?
美バスト・豊胸

脂肪注入による豊胸術でよく話題にあがるのが、“しこり”の存在です。ちなみに“しこり”を、悪性腫瘍(がん)という意味においては、CAL脂肪注入によるがんの誘発は認められていませんのでご安心ください。
①しこりの正体
よく話題にあがっている“しこり”とは何者なのか?それは嚢胞(のうほう)と呼ばれるもので、注入した脂肪の一部が壊死することによって形成されるものです。脂肪注入では、血管を繋いで脂肪を移植する手術ではない為、栄養の行き届かなかった部分の脂肪は壊死します。壊死した脂肪の多くはやがてオイル化しその周りは皮膜に覆われたoil cystとも呼ばれる嚢胞となります。
②対処法
実はこの嚢胞、これ自体はそのまま放置しても身体に悪影響を及ぼすものでもなく、時間の経過とともに小さくなっていく為、小さいものはそのまま放置することが多くあります。超音波検査で確認できる程度の小さいものは、触っても分からない程小さい場合も多いです。もし触って気になるような場合であれば、注射でオイルを抜いて処理することも可能です。
また、CAL脂肪注入では、幹細胞の働きによって壊死する脂肪細胞を減らしています。注入した脂肪は内側から「幹細胞も脂肪細胞も壊死する部分」「脂肪細胞は壊死するが、幹細胞は生き残って再生する部分」「脂肪細胞も幹細胞も生き残る部分」の3つに分かれます。CALでは中間の「幹細胞は生き残る部分」が広くなる為、必然的に一番内側の「壊死する部分」が小さくなります。
つまり、「しこりはできないの?」の質問に対する返答は、CALであっても「できることもあります」です。しかし、しこりが出来たからといって“問題”が起きるわけではなく、ましてや“失敗”ではないことを理解頂ければと思います。
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